コピーライティングとは「人間心理を理解して 、言葉や文章で読者の行動を変える技術」のことです。
商品を宣伝するために使われる新聞・雑誌の広告に書かれた言葉やCMの宣伝文句にはすべて「コピーライティング」が使われています。
ネットで「コピーライティング」について調べると、型や文章の書き方などいろんな情報が出てきますが、本質は「人間心理の理解」にあります。
この記事ではこれからコピーライティングを勉強しようと思っている人向けにコピーライティングとは何なのか?
という基礎的な部分から、効果的な勉強の方法を解説していきます。
この記事を読み終えた頃には、 コピーライティングについて理解して効率よく勉強を始めることが出来ます!
コピーライティングとは?
コピーライティングとは「人間心理を理解して 、言葉や文章で読者の行動を変える技術」です。
読んでいる人の心を動かし、共感をしてもらい、行動に移してもらうための技術なんです。
技術と言うと、テクニックや方法論に注目されがちですが実は違うんです。
そういうふうに言及している人もいますが、コピーライティングの本質は「人間心理の理解」にあります。
わかりやすく言うと「読み手の感情(気持ち)を理解する」ことが大切だということです。
なぜなら人間は感情が動いた時に行動をする生き物だからです。
人間には本能的に持っている欲求があり、その心理を理解して読み手の感情を動かし、行動を変えるのがコピーライティングというわけです。
イメージコピーとレスポンスコピー
コピーライティングと言ってもイメージコピーとレスポンスコピーがあります。
イメージコピーは一般的には「キャッチコピー」という方が馴染みがあるかもしれません。 強い言葉や、美しい言葉で企業の認知度やブランディングを向上させるために使います。
イメージアップ出来れば成功でそのための広告をイメージ広告と言います。
一方レスポンスコピーは購入、申込み、問い合わせなど何らかの行動をしてもらうことを目的としていて、セールスコピーと呼ばれたりしています。
レスポンスコピー(セールスコピー)を使った商品ページや、メルマガ登録ページなどをレスポンス広告と言います。
イメージコピーと違い長い文章で構成されています。
イメージコピー(キャッチコピー)の例
イメージコピーとは商品のイメージを伝えるための文言で、リズムが良かったりシンプルだったりして覚えやすいのが特徴です。
「うまい、やすい、はやい」吉野家
「そうだ、京都行こう」JR東海
「セブンイレブン、いい気分」セブンイレブン
聞いたことがあるフレーズばかりじゃないですか?
このようにイメージコピーはキャッチー(注意を引きやすい)で記憶に残りやすいという特徴があります。
レスポンスコピー(セールスコピーライティング)の例
レスポンスコピーとはすぐに行動をとってもらうためのコピー(文章)で、セールスコピーと呼ばれています。
あなたは〇〇でこんな間違いをしていませんか?
〇〇を手に入れて今すぐ△△する方法
〇〇するだけで簡単に5kgやせられる!
〇〇が出来ないで悩んでいる△△のかたへ
などの続きを読みたくなるタイトルから始まり、セールスマンが使う話し言葉のような文体で、いつの間にか僕が購入ボタンを押してしまってるあれです笑
このサイトを見てもらえば、どんなものかイメージ出来ると思います。
コピーライティングの本質
最初にコピーライティングは「人間心理を理解して 、言葉や文章で読者の行動を変える技術」だとお話しました。
技術聞くとテクニック的なものを想像するかもしれませんが、木で例えるならテクニックは枝葉の部分にあたります。
幹にあたる部分こそが本質で、コピーライティングの本質は「人間心理の理解」であり、「読み手の感情を理解する」ことにあります。
ここを外してしまうと、型やテクニックなどをいくら駆使しても反応がとれるコピーは書けません。
本当に大事なことなので何度も繰り返しお伝えしますが、実際に勉強して自分で書き始めると嘘みたいに忘れちゃいます。
なので、表面的なノウハウやテクニックなどに惑わされないようにしましょう!
コピーライティングの必要性
近年では、多くの企業や個人がインターネット上で商品やサービスを宣伝、販売するようになりました。
そのため大量の情報があふれていている中で、商品やサービスを見込み客に知ってもらって、購入してもらう必要が出てきました。
そこで求められるのがコピーライティングです。
コピーライティングスキルがあれば、商品やサービスの情報を魅力的に伝えることが出来るので、最終的に売上をアップさせることが出来るんです。
実際コピー(文章)を変えただけで売上が増加した企業の例も多数あります。
初心者におすすめの勉強法 3STEP
人の心を動かし、行動させる文章術を効率よく習得するためには、正しい順序で学ばなければなりません。
小学生の頃、算数の勉強をしたときの事を思い出してみてください。
足し算引き算から勉強しましたよね?
急に掛け算から習い始めた人はいないと思います。
何かを学び始める時は、理解度や基礎知識の量に合わせて正しい順序で学ぶことが大切です。
コピーライティングにおいての効率のいい勉強法は次の3つのステップです。
STEP1:インプット STEP2:写経 STEP3:実践
それぞれのステップについて詳しく解説していきたいと思います。
STEP1 インプット
まずは、本や教材で基礎知識を入れましょう。
他の場所では本をたくさん読んだほうが良いとか、セミナーに通った方が良いとか言われていますが、何でも良いので一冊本を読むぐらいで十分です。
実際知識の部分はそれほど重要じゃないんです。
とはいえ、基本的な用語であったり、基礎知識がないとこの後のステップで何をしてるか全くわからない!ということにもなりかねないので、最低限の知識は必要です。
ある程度の知識があれば「ここで問題提起をしているのか」「これが追伸か」「これはバンドワゴン効果だな」とかいろんな発見があるため上達速度が上がります。
おすすめの本
選択肢が多いと人は行動できなくなるので、最初の一冊はこの本だけ紹介します。
たくさんの種類を読むよりも、一冊を読みこむほうがいいです。
10冊読んだけど、やった気になっただけで頭に入っていない…
なんてことは、よくありました笑
もちろん理解を深めていく中で、色んな本を読むことは大切ですが最初は一冊をしっかり何度も読むことをおすすめします。
STEP2 写経
写経とは、文章を書き写すことを言います。
「いい文章」を見つけて書き写します、「いい文章」と言われてもわからないかもしれませんが、自分が買いたいと思った文章や感情が動いた文章で構いません。
面白いでもムカつくでもちょっと気になるでもなんでもいいです。
感情を動かせる文章はいい文章です。
単に書き写すだけでは全然意味がなくて、この時に少しコツがあります。
分析と分解をしながら書き写していきましょう。
分析というのは、例えばセールスレターで一番最初に実績を掲げているとします。
その時に、
「ということはこの人は話を聞いてもらうために実績を最初に上げているのかな?」
「どこの誰かわからない状態で話を聞いてもらうことは難しいから最初に実績を紹介した方がいいのかな?」
というように書き手の意図をくみ取る作業です。
分解というのは
問題提起→原因→共感→解決→商品紹介→ 限定性→保証→追伸
のように文章を各パートに分けることです。
この時に細かい用語は気にする必要ありません。
自分で考えて要素分解することが大切なんです。
STEP3 実践
実際に文章を書いていきましょう!
この時に分析分解した文章を横に置いて書いていきます。
アフィリエイトブログの運営
実践の場として一番手軽に始められるのか、アフィリエイトブログの運営です。
アフィリエイトとは自分のブログやホームページに広告主の商品を紹介して、売れた時に報酬が入るインターネット広告の仕組みのひとつです。
無料ブログを立ち上げてブログのコンセプト、タイトルを決めてブログを書き始めて、最終的に何かの商品を売ることを目標にしていきます。
細かい話をすると、ブログのライティングとセールスレターのライティングは違うものなんですが、文章を書くということに慣れるにはちょうどいいです。
うまくいけば収益も出るので一石二鳥になります。
無料で文章の代筆
少しハードルは上がりますが自分の周りに次のような人がいれば、実践経験を積むチャンスです。
・ブログで情報発信をしている人 ・メルマガを始めようとしている人 ・Webで集客販売をしている人 ・チラシをまきたいと思っている人
もちろんお金をいただけるのであればそれが一番ですが、実績がない時はそれが難しいこともあるので無料で文章を書かせてもらいましょう。
ここでお金にならなくても、自分の制作実績になるので今後コピーライティングを使った仕事をする時の信頼構築になります。
クラウドソーシングサイト
クラウドソーシングとは不特定の人や群衆を意味する「crowd(クラウド)」と、業務委託を示す「sourcing(ソーシング)」を組み合わせた造語です。
発注者がインターネットを介して外注したい業務への募集者を募り、外注先を選定、依頼するという仕組みで代表的なものとしてはクラウドワークス、ランサーズなどがあります。
ただ、実績のない初心者の場合簡単な文章作成が多いのでコピーライティングの実践の場としては多少物足りないかもしれません。
とはいえ、実績を積み重ねれば単価の高い仕事やコピーライティングを使ったセールスレターの仕事も受注できるようになるので挑戦する価値は十分あります。
最後に実践とは少し違うのですが、コピーライティングの練習という意味では一番ハードルの低い方法があります。
自分の好きな商品や自分の好きな物を売る為の文章を書いてみることです 。
この時にコツがあって、本当にネット上にあげるような気持ちで書くんです。
最初書きはじめの頃はなにをどう書いたら良いかわからないんですが、自分の好きなものだと書きやすくておすすめです!
どの実践方法をやるにしても大切なのは「読み手の感情の理解」です。
どんな文章を書く時も読んでいる人がどんなものを求めているのかどんな情報が欲しいのか意識して書いてみてください。
コピーライティングは独学で習得できるの?
答えは「イエス」です。
ただし、限りなく遠回りになってしまいます。
というのも、自分が書いた文章を客観的に分析するのは難しいことだからです。
特に初心者の間はどうしても主観的になりがちなので、どこをどう直せば良くなるのか判断するのは難しいんです。
だからどうしても独学にこだわりがあったり、金銭的に厳しいという場合は仕方ないですが出来ることなら人に教えてもらうほうが圧倒的に上達が早いのでおすすめです。
どちらにしても、自分で書いた文章を確認する時に気をつけてもらいたいポイント5つをまとめました。
チェックポイント
・テーマはブレていないか ・ベネフィットを伝えているか ・ユーザーの使っているワードを意識しているか ・難しい言葉や漢字を使っていないか ・抽象的な話ばかりになっていないか
本当はもっと紹介したいところなんですが、まだこれから勉強を始めようと思っている人に向けていろいろ紹介すると結局どれも中途半端になるかもしれないので、最初はこの5つだけ特に意識してほしいです。
いい先生の見つけ方
一人で勉強するよりも、自分の文章を添削してくれたりアドバイスしてくれる先生がいると上達スピードは格段に上がります。
と言ってもどんな先生がいい先生なのか分からないと思うので次の点を意識して探してみてください。
・この人から買いたいと思える ・「面白い」「気になる」「ちょっと腹立つ」なんでもいいから感情が動かされる
あなたがこのように感じる文章を書くのはいいライターさんの可能性が高いです。
というのもコピーライティングスキルがある人の文章は多少なりともあなたの感情を動かしてくれるはずだからです。
この2つのどちら当てはまる人がいたら弟子にしてもらうか見本にしましょう!
まとめ
コピーライティングはビジネスには必須のスキルです。
身につけるのは簡単ではありませんが、正しい方法で学べば絶対にマスター出来るので諦めずに書き続けてください!
ステップとしては、インプット→写経→実践ですが、
優先順位は実践→写経→インプットなので、実際に書くことを忘れないでください!
そしてテクニックは飾りです、大切なのは「読み手の感情を理解する」ことなので自分のコピーを見返す時も、書いてる時も読み手がどんな情報を欲しがっているのか、何が必要なのか常に意識してください。
良いコピーが書けるように一緒に頑張っていきましょう^^